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宮城県歯科医師会は、
「噛みしめる」ための
健康な未来を創ります。

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ごあいさつ・・・8020達成をめざしましょう

会長画像歯と口腔の機能は、「食べる」や「会話する」という個人の生涯にわたる生活の質の保持に欠かすことのできない機能です。歯と口腔の健康は、全身の健康を保持増進し、オーラルフレイル(歯と口腔の機能の衰え)の予防及び改善、寿命及び健康寿命(要介護の状態に至らない自立を保てるまでの寿命)の延伸、増大する医療費の軽減等に寄与することが近年の調査研究で明らかになってきています。従って歯科医療は「生きる力を支える医療」です。

  宮城県においては、令和6年度から令和17年度までの12年間の第3期歯と口腔の健康づくり基本計画及び令和6年度から令和17年度まで第8次地域医療計画が策定されています。宮城県歯科医師会はこれらの計画策定に積極的に参画しました。これらの計画が達成されるよう、県や関係機関と共に与えられた役割を積極的に取り組んでいきたいと考えています。

  これらの計画の概要は①全国の歯科医師会と共に「80才になってもしっかりと噛めるよう自分の歯を20本以上保とう」という“8020運動”を推進し、“8020達成率50%以上”を目指すことをはじめとする健康の保持増進に関わる歯と口腔の健康づくりの推進②県内全ての地域の県民がいかなる状態(障がい児・者、要介護者、入院患者、在宅療養者、施設入所者、大規模災害の被害者・避難者等)にあっても、生涯にわたって切れ目なく定期的に歯科健診とそれに基づく適切な歯科保健指導を受けることが出来、また必要な時に必要な歯科医療(一般歯科医療はじめ訪問歯科医療、障がい児・者歯科医療、口腔がん等の治療や入院が必要な高度・高次歯科医療、周術期口腔機能管理、休日・夜間の歯科救急医療、災害時における歯科医療等)を受けることが出来る提供体制整備の推進です。これらの計画達成には、県民の皆様のご理解とご協力及びご努力も必要です。

  県民の皆様には、上記の提供体制を活用していただくと共に自助努力として、歯が失われる原因の80%を占めるむし歯と歯周病から守るために、日常において“食事はよく噛んでから飲み込むこと(出来れば1口30回以上、肥満、メタボ対策にも有効)”、“歯磨きは特に夕食後寝る前には必ず時間をかけて丁寧に”、痛み等の症状がなくても慢性的に進行することが多いので“少なくとも年に1~2回はかかりつけ歯科医院で健診を受け、その結果に基づく適切な指導や治療を受けること”をお勧めしています。

一般社団法人宮城県歯科医師会
会長 細谷 仁憲

宮城県歯科医師会について