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学校歯科健診

学校歯科健診
CO GO
健診のあとに

CO(要観察歯)GO(歯周疾患要観察者)

COとGOは学校歯科健診の大きな特色であり、すごく大切なことなので覚えておいてくださいね。

歯を失う原因となる主な原因は、むし歯と歯周病です。
つまりむし歯や歯周病が進行すると歯を口の中にとどめておくことが不可能となり抜歯が必要となります。1本でも歯を失うと食事や会話が不自由になります。できれば避けたいものですね。
さて、COやGOの状態というのは、むし歯や歯周病のごく初期の状態をいいます。この状態に気づき、口の中の環境を改善できれば進行を防いだり、健康な状態に回復することも可能な状態なのです。
実際の例をごらん下さい。


CO 要観察歯

COは歯の表面が白く濁った状態になったり、かむ面のみぞが着色した状態などをいいます。

 例1 CO (10歳男子左下第一大臼歯)
かむ面のみぞが少し黒っぽくなっています。この状態を放置するとむし歯が進行します。
 
 例2 CO 改善例

7年後

歯肉の近くに白く濁った部分がみられます。これがむし歯の初期段階COです。放置すると明らかなむし歯になります。正しいブラッシングが習慣化したり、歯科医院でフッ素塗布の処置を受けることで健康な状態に改善しました。

 
 例3 CO 改善例

8年後

かむ面に着色がみられますが、適切なブラッシング指導、食生活の改善、フッ素塗布などによる管理により状態の変化はありません。

 

GO 歯周疾患要観察者

GOは歯ならびの悪いところや歯が萌出しかけの時期に部分的に歯肉炎がみられる状態をいいます。歯石の付着は見られません。

 例1 GO 例2 GO 例3 GO
そう生(歯が重なっている)によるGO 萌出性のGO 不潔によるGO
 例4 GO 改善例

歯ならびが悪く、うまくきれいにできないため歯肉に炎症がありましたが、歯ミガキの方法を工夫することで改善しました。

写真提供:(社)日本学校歯科医会
 

CO・GOの予防法
 ≪学校で≫
   個別指・集団指導、歯科相談
   歯科保健学習(授業、講話など)

 ≪歯科医院で≫
   ブラッシング、食事指導
   フッ素塗布
   PMTC
   フッ素洗口
   シーラント
 
 
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